Vixen GP2赤道義と鏡筒の組み合わせ

機材

Vixen GP2赤道義は入門用の小型赤道義として人気のある赤道義でした。
残念ながら、おおよそ10年くらい前に製造中止となったようです。
今回はGP2と手持ちの鏡筒のご紹介です。
今まで掲載した写真もこれらの組み合わせで撮影したものが多くあります。

結構頑丈で、15cm反射望遠鏡ぐらいまでは十分搭載可能です。
同架重量は公称7kgです。
無理すれば20cmF4の反射望遠鏡も搭載可能かもしれません。
(純正のR200SSとのセットもあったかも。GPD2とのセットだったかもしれません。)

私も、今までずっと使ってきていますが、
構造もシンプルなためかほとんど問題が起きたことがありません。
あるとすると、モーターとコントローラをつなぐコネクタのピンが曲がってしまい、
正常にモーターが動かなくなったことくらいです。

まずは、トミーテック ミニボーグ50との組み合わせです。
ミニボーグ鏡筒が軽いので、バランスウェイトは1kgで済みます。
少し、望遠鏡に比べると架台が大きいです。
本格的に撮影するときは、経緯台は使いにくいのでこの組み合わせしかありません。

次はタカハシ SKY-90との組み合わせです。
バランスウェイトは3.7kgになります。全体のバランスも良いです。
アマチュアの天文ファンでよくある組み合わせですね。
バランスが良いので振動も少なく使い勝手もよいです。

最後にオライオンのVX6 15cm F6反射望遠鏡です。
こちらもアマチュアの天文ファンで昔からよくある組み合わせです。
最近は国産の10~15cm反射望遠鏡がほとんど絶滅してしまいました。
最近はもう少し大口径化した中国製の反射望遠鏡を使っている人が多いかもしれません。
鏡筒が鉄ではなくアルミ製なので、バランスウェイトが3.7kgでも足ります。
念のため、バランスウェイト軸を延長しています。
重量は問題ありませんが、長くてモーメントが大きいためか振動が気になります。

【モーターについて】
モーターはMT-1を2台とコントローラがDD-3で2軸で使っています。
オートガイド端子もついているので、オートガイドも手軽に可能です。
ピリオディックモーションは±20~30秒あると思いますが、
オートガイドで数秒に抑えられるので十分です。

【自動導入について】
現在はGP2用の自動導入デバイスがなくなってしまったので、
スカイウォッチャーのEQ5赤道義のアップグレードキットを流用するか、
Onstepというデバイスを自作する方法が有力です。
昔はスカイセンサーというデバイスがビクセンから発売されていました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました