ペンタックスのデジタル位置がレフカメラはかなり古いレンズにも対応しています。ペンタックス Mシリーズやそれ以前のKマウントレンズであれば制限はあるもののそこそこ実用的に使えます。マニュアルフォーカスレンズでAポジションがないKマウントレンズの使い方です。
ペンタックスのAレンズシリーズは、絞りリングがAポジションにあれば、デジタル専用レンズと同じように使用できます。
(スクリューマウントのレンズも使えることは使えますが、自動絞り機構が使えないので今回の説明した方法が使えないです。)
私が試したのはK-30の場合ですが、以前使ったことにあるK-x、K-rもおおむね同じ使い方ができます。ほかのペンタックスも大体大丈夫だと思います。詳しくはリコーのWEBサイトで確認してください。
では、仕様手順です。
①カスタムメニューの23番で絞りリングの使用を許可にする。
②マニュアルフォーカスのレンズを装着して、電源を入れると焦点距離入力を入れる画面になるので、レンズの焦点距離に合わせる。
(ズームレンズの場合は、一番短い焦点距離に合わせておけば手振れ補正が過補正にならない。)
③撮影モードをMモードにする。
④ISOを設定する。最初はISO800ぐらいが良いと思います。明るすぎればISOを下げて、暗すぎればISO上げます。この辺りは撮影してみて適切に調整すればよいと思います。
⑤フォーカスを合わせます。フォーカスエイドが働きます。精度のほどはわかりませんが、ピントが合っていれば赤枠のスーパーインポーズまたは、視野外の合焦マークが点灯します。
⑥グリーンボタンを押すと絞りが、絞りリングの設定値まで絞り込まれ、適切なシャッタースピードが設定されます。
【互換性】
私が調べた範囲の互換性です。
ペンタックスの手持ちのMレンズは問題なく動作しました。
SMC PENTAX M28mm F2.8
SMC PENTAX M50mm F1.7
SMC PENTAX M50mm F2
SMC PENTAX ZOOM 80mm~200mm F4.5

COSINA COSINON-S 50mm F2はグリーンボタンを押しても反応しません。
同じKマウントでもサードパーティ製はダメな場合があるようです。単に古いレンズで不具合があるのかもしれません。ライブビューにすれば、設定した絞りに絞り込まれますので、グリーンボタンを押せばシャッタースピードが設定されます。

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