フィルムカメラの世界が再び注目を集める中で、コストパフォーマンスが良く、手軽に始められるカメラを探している方におすすめしたいのがペンタックスのMZシリーズです。特にMZ-5とMZ-60は、それぞれの特長を活かして楽しむことができます。本記事では、なぜ今このシリーズが注目されているのか、具体的な特徴や使用感、そして注意点を詳しくご紹介します。
なぜ、いまMZシリーズなのか?
デジタル全盛の時代において、フィルムカメラの魅力はそのアナログならではの味わいや、操作の楽しさにあります。しかし、古いフルマニュアルのカメラは敷居が高く感じられることも多いでしょう。そんな中、MZシリーズは小型軽量で扱いやすく、初心者から久しぶりにフィルムカメラに触れる方まで幅広くおすすめできます。
MZ-5の特徴
MZ-5は、以下の点で魅力的です。
- ペンタプリズム採用:明るく見やすいファインダーを実現。
- 古いペンタックスレンズとの相性が良い:絞りリングを備えたレンズが使いやすく、絞り値をリングで設定可能。
- 直感的な操作性:シャッタースピードはダイヤルで設定でき、撮影時の操作がスムーズ。
- DAレンズも使用可能(制限あり):絞りリングを持たないレンズはシャッター速度優先またはプログラムモードで使用可能。ただし、マニュアル露出や絞り優先モードは利用不可。
さらに、MZ-5はデジタルペンタックス機の”黒死病”(絞り制御不良)の部品ドナーとしても活用可能です(参考記事1,2)。このように多用途でコスパが良く、初めてフィルムカメラを試してみたい方には最適な一台と言えます。

MZ-5とMシリーズのレンズの組み合わせであれば絞り優先オートとマニュアルが使用できます。また、デザインも違和感がありません。
MZ-60の特徴
一方、MZ-60は最新のペンタックスレンズに対応しやすいモデルです。
- ペンタミラー採用:ペンタプリズムほどの明るさはありませんが、オートフォーカスを前提とするなら問題なし。
- 絞りリングのないレンズも使用可能:特に、DAレンズやボディ内モーター搭載レンズと組み合わせることで、幅広い撮影が可能です。例えば、以下のレンズが使用可能とされています:
- DA 35mm F2.4
- DA 40mm F2.8
- DA 50mm F1.8
- DA 55-300mm F4-5.8(ボディ内モーター搭載タイプ)
また、デジタルカメラのレンズ資産を活かしてフィルム撮影を楽しむことができる点が大きな魅力です。AFは少し迷うことがあります。

MZ-60とDA40mm F2.8の組み合わせですべての機能が使用できます。
実際に使用してみて感じたこと
- 小型軽量:MZシリーズは非常に軽く、手軽に持ち運べるため、スナップ撮影に最適です。
- デザインの魅力:クラシックでシンプルなデザインは、好みが分かれるものの多くの人に愛されています。
- 操作性の良さ:絞りリングやシャッターダイヤルの操作が直感的で、フィルムカメラ特有の楽しさを味わえます。
注意点と弱点
MZシリーズにはいくつかの弱点も存在します。
- ミラーアップの不具合:プラスチック製のギアが割れることでミラーが戻らなくなる症状が報告されています。
- ストロボの故障:内蔵ストロボがポップアップしなくなる場合があります。保管時にはストロボをポップアップさせておくと故障を防げると言われています。
- プラスチックボディの質感:軽量化のためにプラスチックが多用されていますが、高級感や所有する喜びを感じにくい点は否めません。
また、古いカメラである以上、今後価値が上がる可能性は低いと考えられます。しかし、その分コストパフォーマンスに優れ、フィルムカメラを気軽に始めるには最適な選択肢です。
古いカメラですので、スクリーンの汚れが気になることがあります。清掃方法をまとめましたので、参考にしてください。
まとめ
MZ-5とMZ-60は、それぞれ異なる特長を持ちながらも、共にフィルムカメラの楽しさを手軽に味わえるモデルです。小型軽量で扱いやすく、デジタルカメラ用レンズとの親和性も高いため、初心者からベテランまで幅広くおすすめできます。特にフィルムカメラに再挑戦したい方や、デジタルのレンズ資産を活かしたい方にとって、これらのモデルは最良の選択肢となるでしょう。
フィルムカメラに興味がある方は、ぜひMZシリーズを手に取って、その魅力を体感してみてください。
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