しし座 しし座の三つ子銀河 M65、M66、NGC 3628 銀河です。
英語名はThe Leo Triplettだそうです。
見つけやすい銀河です。しし座の形がわかればすぐ見つかります。
獅子の後ろ脚の付け根にあります。この三つの銀河は近くに固まって存在しているようです。
ちょうど、我々の天の川銀河とM31アンドロメダ銀河とM33さんかく座銀河のようなグループなのでしょう。明るい銀河が3個も集まっているので見ごたえがあります。

先日と同様、ダークフレームは引いていないのでカメラの固定ノイズとアンプグローが残っています。
カメラの固定ノイズのおかげでGP2赤道義のピリオディックモーションがきれいに見えています。下の写真赤と緑の「~」がそうです。ウォームギヤの偏心によるもので、周期的に表れるためピリオディックモーションと呼ばれます。GP2の場合ウォームホイールが144枚なので、24時間分の144=10分ですので、10分が一周期となります。今回の総露出時間は736秒なので一周期ちょっとのピリオディックモーションを見ていることとなります。
このカメラは本当はガイド用に買ったので、今度は自動ガイドでピリオディックモーションを補正しようと思います。補正が可能なので昔ほど重要ではなくなりましたが、あまり大きすぎると使いにくいのも事実です。昔の高精度赤道義のカタログには必ずと言っていいほどピリオディックモーションの大きさが謳われていました。
庭先で撮影しているため、極軸が正確に合わせられないので、対象天体が視野から外れていくのも悩みですが、自動ガイドすればそれもなくなります。ただ、最近の撮影は、ライブスタックでピリオディックモーションが補正できてしまうので、視野から外れていくのを補正する方が重要かもしれません。

鏡筒及び光学系:トミーテック ミニボーグ50(GSO アイピースレデューサー 31.7mm, 172mm, F3.4)
光害カットフィルター:UHC, UV/IR Cut
架台: ビクセン GP2
カメラ:Player One Ceres-c, 8sec×23枚(184sec)を4枚コンポジット, 総露出時間736sec
画像取込:SharpCapPro(キャプチャ、ライブスタック)
画像処理:YIMG(レベル補正、ガンマ補正), トリミング
使用した機材はこちらです。
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