何度かこのブログでも使っている、超小型自動導入経緯台、アクター(ACUTER) トラバース(TRAVERSE)を紹介します。同架重量は2kgまでですが、ほぼ小型カメラ三脚のサイズなので、付属のキャリングケースに入れて肩に背負って運ぶことが可能です。しかも、スマホにアプリを入れて自動導入が可能です(接続はブルートゥースかWi-Fiが可能です。)。
電源は単三4本です。ニッケル水素二次電池も使えました。USBタイプCからの給電も可能ですのでモバイルバッテリーも使えます(モバイルバッテリーのためのケースとそれをひっかけるための突起もついている。)。
まず、ミニボーグ50との組み合わせを見てみましょう。



口径5cmなので、バランス的には全く問題ありません。このミニボーグの鏡筒は、ミニボーグ本来のφ60mmのシステムではなく、ボーグのφ80mmのシステムを基本にしていますので、φ60mmのシステムならもっとコンパクトです。このサイズでも、電子観望ならかなりのところまで見えますので、気軽に楽しむなら全く問題ありません。例えば、惑星状星雲の作例です。
もう少し視野を広くしたい場合は、カメラレンズを搭載するとよいです。ペンタックスタクマーなどのM42レンズや、引き伸ばしレンズを搭載可能にすると次の写真のようになります。


バランス的に全く問題ありません。むしろ小さいぐらい。この組み合わせでは、広視野で撮影できるので重宝します。タクマー50mmで撮影した画像例を紹介します。開放なので画像は甘いです。作例はこちらです。
使い勝手についてですが、導入精度は十分です。2スターアライメントで十分に入ってくれます。時々勝手に追尾が流れて行ったり、よくわからない挙動が発生するのですが、今後徐々に詰めていきたいと思っています。
この、超小型自動導入経緯台には、簡単に持ち運べるように立派なクッション性のあるキャリングケースが付属します。


このキャリングケースと、もう一つカバンがあれば、撮影機材一式がそろってしまうので、とても便利です。値段も十分安いので、気軽に購入できます。アプリには絵だけでセットアップ方法を説明するインストラクションがついていて、初心者にもやさしいです。これから気軽に持ち出して、たくさん撮影していきたいですね。
コメント